さて、今日は!こまるの原点ともいえる「ソウル女子大学 短期語学研修」に行った時のお話をしようと思います。いや~お待たせしました!(え?待ってない?)
この語学研修こそが、今の私を作りました。
そしてこの3週間が私の人生を変えました。
話したいことはたくさんありますが、できるだけ簡潔に!当時の記憶を掘り起こしながらお話しできたらと思います!(なんせ6年前のことなので…笑)
当時の勉強法も紹介しますね~!
☟私の経歴を簡単にまとめたものもありますので、こちらもあわせてご覧ください♪☟
では!スタート!!!
Contents
研修期間
2011年8月4日~2011年8月25日(3週間)
私がソウル女子大学を選んだ理由
私は東京の某女子大学出身なのですが、6年前うちの大学の韓国の姉妹校はソウル女子大学しかありませんでした。
よって韓国への交換留学や語学研修は必然的にソウル女子大学へ。(選ぶもなにもここしかなかった)
どうせなら共学がよかったけどこればっかりは仕方ない。
でもこの「女子大」ってのが結果的に良かった。今となっては「ソウル女子でよかった」と心から思っています。
ソウル女子大学を選んでよかったと思う点
「ソウル女子大学でよかった」と思う理由はたくさんありますが、何より良かった点は「友達がたくさんできたこと」
女子大なので、右見ても左見てもオンリー女子。学内に唯一存在する男子は教授だけ。笑
女の子とはやっぱり話も合うし(3週間なので女子特有のあのドロドロ感も特になし)友達作りにそう時間はかかりませんでした。
日本人・韓国人ともにたくさんの友達を作れたことは、私の韓国語能力を伸ばすのにも大きく役立ちました。
もう一つ、女子大でよかったと思える理由。
それは「汚い言葉(욕)」に触れる機会が極端に少なかったこと。
もちろん、普通の留学生活とは違い短期語学研修だったからというのもありますが、女子大と共学では雰囲気が全然違う。
韓国語には日本語よりはるかに多くの「汚い言葉」が存在しますが、やはり共学となるとそのような言葉に触れる機会はすごく多くなります。
この語学研修は私にとっては韓国語に初めて触れる機会だったため、最初からこの「汚い言葉」に触れる機会が極端に少なかったのはよかったなと思います。
小さい子が言葉を覚えていくのに周りが悪口や汚い言葉から教えることってないじゃないですか。それと同じです。
韓国では「外国語を覚えるにはまず汚い言葉(욕)から覚えろ」という言葉も存在しますが、私は個人的にそうは思いません。
もちろんそのような言葉を知る必要はあると思いますが、それを使う必要はないと思います。
私の韓国語初級勉強法
この研修で私はそれまでにないくらい勉強しました。
多分人生で一番、必死になって勉強したと思う…笑
受験勉強なんかよりはるかに気合い入ってたもんな(おい)
参考になるかはわかりませんが、当時の私の勉強法を紹介します!(ノートを公開したかったのですが、日本の実家にある事に気づきました…)
外国語学習において基本となることを徹底したことと、メラメラとした気合で乗り切った感じですが。笑
その日の復習はその日のうちに!(復習ノートの活用)
毎日教室で勉強したことを、寮に帰ってノートにまとめます。
教室で使うノートとは別に「復習ノート」を作り、1課からすべて自分なりにまとめ直しました。
文法はもちろん、その課で出てきた単語を書きだし、発音が難しいものにはカタカナを振りました。
先生がちょこっとした小話やポイントなども全部拾ってまとめました。
まさに教科書は「なめるように読む。」
毎日の単語テストは全力で!
研修中、毎晩寮で単語テストが行われました。
私は韓国語の「か」の字もわからないまま研修に参加したので(クラス分けテストは白紙で提出、面接は愛想笑いで乗り切る)、単語テストもなにも先生が何を言ってるのかすらわからない。笑(笑い事ではない)
授業初日、隣に座ったSオンニに話しかけて通訳をお願いする始末。
「あの~…すみません。先生今、何ておっしゃいました?」
いや、こいつなんだ?と思うよねそりゃ。なんで韓国来た?ってレベルだったもん笑
でもそんなSオンニとは今でもすごい仲良し❤オンニ最高だよあなたは!!
私の人生の恩人と言っても過言ではない。
というわけで、単語もなにも…ハングルが絵にしか見えないんですよ。リアルに。
毎日の単語テストはまさにサバイバルでしたね笑
合格しないと部屋に戻れないの。地獄でしょ?
ガチ泣きする私を、周りのたくさんのオンニたちが支えてくれて、自分でも毎日の単語テストに全力で挑んだおかげで、私の単語力はみるみるうちに上達していきました。
ルームメイトのオンニたちも本当に根気よく付き合ってくれました。泣
ひたすら感謝しかない…
ケータイのメモ帳にひたすらメモ!
当時私はまだガラケーを使っていましたが(懐かしいな)、そのメモ機能を惜しみなく活用しました。
日本人でも韓国人でも、友達といる時は1分1秒が全部勉強。
私以外は韓国語を勉強した状態で研修に参加していたため(それが普通だよな)、私にとっては周りのオンニや友達はもはや神様的な存在。(リアルに神様を拝むようなまなざしだったと思う私)
とにかく会話の中で出てきた単語やわからないことはその場ですぐ聞く!そしてすぐメモ!
「今のもう一回言って!それはどういう意味?いつ使う?どう書くの?」
今思えばすげーウザイヤツだったかもしれない笑
でも誰一人嫌な顔せずに、全部教えてくれました。ありがとう。本当にありがとう。
本当、人に恵まれていたと思います。(そのとき出会った人たちとは今でも変わらず縁が続いています)
ちなみにガラケーなので、韓国語は打てませんよ!!なので、メモするときはすべてカタカナ。(パブ モゴッソ?オディ ガ?的な。ただただ呪文のような言葉が羅列する私のケータイ)
カタカナでメモしておいて、寮に帰ったら辞書をひいて調べる。ルームメイトのオンニたちに聞く。
こんな毎日を送っていました。
韓国はIT系の普及率が日本より発達しているので、当時周りの韓国人のほとんどはスマホを使っていたんですが、おかげさまで私のiPhoneへの憧れは高まるばかりでしたね。笑
あの未来の機械はなんなんだと。あれが21世紀の産物かと。
とりあえず帰国して真っ先にしたことはiPhoneの契約でした。
そして真っ先に入れたアプリはカカオトーク。笑
思い出が詰まった机
真ん中が私の席!
ソウル女子大学短期語学研修を通して私が得たもの
研修に参加したことで私が得たものは本当に計り知れません。
今までの生活から一歩踏み出して、勇気をもって参加してよかった。
「頑張ってきなさい」と未知の世界に娘を送り出してくれた両親や、迷っている私の背中を押してくれた大学の国際交流センターの職員の皆さんには本当に感謝しています。
韓国という国での「人との出会い」×「韓国語の勉強の楽しさ」が私の向上心を高め、何より私には韓国という国が肌に合っていました。
言葉、文化、環境など、毎日キャパオーバーになるくらい全部吸収しました。
人とのコミュニケーションの取り方もここで学びました。
そしてそれは全部全部、自分の力となりました。
たかが3週間。されど3週間。
私の人生を変えた3週間でした。
韓国へ渡ることを迷ってる人に伝えたいこと
留学・研修・ワーキングホリデーなど、韓国や韓国語に触れる機会はたくさんあると思います。
そして自分が何かの選択に迫られたとき、自分の状況や周りの意見によって、韓国に渡ることや韓国という国にかかわることを躊躇するということは誰にでもありうることだと思います。(日韓関係や北朝鮮問題など)
もちろん、その時の情勢や周りの意見もすごく大切です。何かあったとき、自分の身を守れるのは自分しかいません。
ただ、そのような「環境」のせいでやりたいことや好きなことを諦めてしまうのは、すごくもったいないと思います。
長く生きられても人間100歳くらいの寿命なのに、そのうちの1年や2年、自分のやりたいままに生きていいんじゃないかな。
韓国のことをよく知らない人に限って悪く言ったり、危険だと警戒したりするけど、じゃあ韓国に住んでる人が毎日嫌な思いをしたり危険な目にあっているのか。
そうじゃないことは誰にでもすぐにわかるはずです。
実際にこの国に来て自分の目で見れば、そんな意見は消えてなくなると思います。(もちろん北朝鮮と停戦中だという事実は変わりませんが。)
私も金銭的な面や情勢的な面で、この語学研修に参加することを迷いました。
でもがむしゃらに勉強して大学の奨学金をもらったり、バイトのシフトを詰めたり、韓国に対する自分の理解を深めたり、目の前の壁を乗り越えるための方法はいくらでもありました。
だから皆さんにもぜひ一歩踏み出してほしいなと思います。
やりたいことがあるなら、思いっきりやればいいと思います。
韓国語の知識ゼロだったけれど、3週間あればハングルも書けるようになるし、簡単な韓国語の聞き取りならできるようになります。どうにか生きていけます。笑
何ひとつわからなかった私でも「韓国語上手になりたい!」という気持ちひとつだけで、クラスでの主席卒業を成し遂げました(すみませんナチュラルに自慢です)
別に私はたいそうな人間でもないし、こんなこと言える立場なのかはわかりませんが…
「韓国」というだけでむやみに警戒したり周りの反対によって諦めたり、そういう人をたくさん見てきたので、少しでもそういう人の背中を押せたらと思い、書きました。
ありきたりな言葉だけれど、「やらないで後悔するより、やって後悔するほうがいい」と心から思います。
もちろん、それぞれ生活状況や事情は異なるし、やりたいことがあってもどうしてもできずにいる人がいるというのも十分承知です。
それに、両親とか身内の立場になったら、心配するのは自然なことだと思います。
いくら文化が似ているとはいっても外国という事実に変わりはないから。
でも結局は本人が決めること。
長々書きましたが、私の考えを少しでも汲み取ってくれる方がいらっしゃれば、それだけで嬉しいです。この記事を書いてよかったなと思えます。
今悩んでいる人や立ち止まっている人の力に、少しでもなれますように。
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