こまる(@___ancomaru)です。
突然ですが、あなたは仕事が楽しいですか?
「仕事が楽しい!」って思えるのってとっても素敵だと思うんです。
多分、誰もが楽しい仕事をしたいはず。
お金を稼ぐことは簡単なことではないけれど、自分が楽しいと思えることでお金が稼げたらどんなにいいでしょう。
私には最近常に考えていることがあります。
それは「楽しいと思える仕事をして生きていくにはどうすれば良いか」ということ。
お金持ちになれなくてもいい。
自分が楽しいと思える仕事で充実した毎日を過ごしたい。そのためにはどうすれば良いのか。
仕事は楽しいかね?
今日は、仕事に対してモヤモヤとした気持ちを持っている人、転職したい人、成功したい人にぜひ読んでほしい本をご紹介します。
Contents
仕事は楽しいかね?
さてさて早速。私が今回ご紹介する本はこちら。
『仕事は楽しいかね? | デイル・ドーテン、(訳)野津智子』
私が旦那さんと結婚して韓国に来たばかりのころ。
「日本で働いた経験のない私が、これから韓国でどのような仕事をしていこうか」と悩んでいた矢先、Amazonでこの本を見つけました。
しかも、AmazonプライムもしくはKindle Unlimitedの会員なら無料で読めるとのこと。
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正直全く期待していなかったのですが、プライム会員かつKindle Unlimited会員でもある私は「無料だし、まあいっか。」という軽い気持ちで読み始めました。
本のあらすじ
仕事の帰り、吹雪のせいで閉鎖されてしまったオヘア空港に主人公の「私」は閉じ込められていた。
周りは疲れた顔をしたビジネスマンや騒がしい親子連れであふれている。
仕事で疲れているうえに家族との食事もできないまま。機嫌が悪いのは「私」も同様だった。
そんな空港で「私」は、ひとりの老人マックスと偶然出会う。
実はマックス、企業のトップがアドバイスを欲しがるほどの名高い実業家。
老人マックスは「私」に一晩かぎりの講義を開始する―。
❝完璧とは、ダメになる過程の第一段階❞
「ある事柄が完璧だと決め込んでしまったら、その事柄はそれ以上よくならず、ライバルに追い抜かれるのをただ待つだけだ。その結果言えるのは――彼の言葉をそのまま繰り返すと――❝完璧とは、ダメになる過程の第一段階❞ってことだ」
【引用:仕事は楽しいかね?|デイル・ドーテン、(訳)野津智子】
私は今まで何事も「完璧を目指す」ことがなによりも重要だと思っていました。
でもこの言葉を聞いて感嘆してしまった。
ああ、「これは完璧だ!」と思った瞬間、その事柄の成長はそこで止まってしまうんだ。
そこで満足してしまったらそれより上には行けない。
これは盲点でした。
マックスも言っています。
彼の言葉は、完璧というものに対する僕の考え方を永遠に変えてくれた。完璧では十分じゃない――まだ試してみる必要があるってことなんだってね。
【引用:仕事は楽しいかね?|デイル・ドーテン、(訳)野津智子】
私も主人公と同じように「完全主義者」な部分があるのですが、それはうぬぼれだったということに気づきました。
試してみることに失敗はない
あなたは何かを試したことがありますか?
新しいアイデア、新しい方法…
試すことって、新しい何かに挑戦するということですよね。さらに言えば、自分の実力を自らテストしにいくようなものだと思うんです。
もしかしたら失敗するかもしれない。うまくいかなくて時間や努力が無駄になってしまうかもしれない。
だから私は「試す」ことはすごく勇気がいることだと思っていました。
でもマックスはこう言うんです。
何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きもはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何かを学ぶからだ。学ぶべきことが何もなかった場合は、その前にしていたことに高い価値をおくべきだってこと。そういう意味で僕は、試してみることに失敗はないというのは真実だと思っている。
【引用:仕事は楽しいかね?|デイル・ドーテン、(訳)野津智子】
そうか。失敗したからといって、もとの場所にまた戻ってくるなんてことは絶対にないんだ。
何かしら「学び」が見える。
ほら、よく言うじゃない。失敗は成功のもとって。
怖がらずに色々試してみよう。挑戦してみよう。
大丈夫。試したことすべて、きみの財産になるよ。
僕たちはね、失敗するのを怖がりすぎて、それが宇宙からの贈り物だってことに気づこうとしないんだ。
【引用:仕事は楽しいかね?|デイル・ドーテン、(訳)野津智子】
明日は今日とは違う自分になること。
何かを始めようとするとき、人は「目標」を立てます。
「目標」
↓
目標を達成するための「リサーチ」
↓
やり方の「考察」
↓
「実践」
何かを始めようとするとき、だいたいこんな感じでイメージトレーニングおよび計画を練ることが多いですよね。
でも、マックスは言います。
今日の目標は明日のマンネリ。
【引用:仕事は楽しいかね?|デイル・ドーテン、(訳)野津智子】
目標を設定すると、自己管理ができているような「気」がしますよね。
マックスは言っています。それは「気」にすぎないんだと。
とは言っても、目標を立てるのは悪いことじゃないと思うんだけどなあ。
「今日の目標は明日のマンネリ」なんて言われても、まだ納得できないよ。
と思っているそこのあなた。
大丈夫、マックスがちゃんと教えてくれますよ。
僕は、たった一つしか目標を持っていない。毎日毎日、違う自分になること。これは❝試すこと❞を続けなければならないということだ。そして試すこととは、あっちにぶつかりこっちにぶつかり、試行錯誤を繰り返しながら、それでもどうにかこうにか、手当たり次第に、あれこれやってみるということだ。
【引用:仕事は楽しいかね?|デイル・ドーテン、(訳)野津智子】
マックスは本の中で一貫して言っています。
目標を持って自己管理している気になるな。
とにかくあれこれ試しなさい。試すことに失敗はないんだから。
そして、明日は今日とは違う自分になりなさい。
仕事をする上で大切なことをマックスと「私」の軽快な会話から拾い集めることができるので、難しいことを考えることなく心の中にスッと入ってきてくれます。
「自己啓発書で新しい自分に出会うきっかけを作りたいけれど、難しいのは苦手」という方にもぴったりの一冊ですよ。
残念に思った点
たくさんの名言にあふれるこちらの本ですが、私がどうしても馴染めなかった(?)残念な点が3つあるので紹介します。
正直に書くよ!
①偉人のエピソードが外国の話
老人マックスが主人公の「私」に過去の偉人たちのエピソードを色々話してくれるのですが、
そのエピソードはすべて外国のもの。
(これに関しては、もともとこの本が外国の方によって書かれた本なので、仕方がない部分なのですが…)
私の勉強不足と言われたらそれまでなのですが、日本人の私にとってはまったくピンとこないんですよね。
コカ・コーラ、リーバイス、スリーエム、ディズニーくらいかな、ピンときたの。
エピソードがピンとこないので「なるほど!」という刺激が半減してしまう感じは確実にありました。
②カタカナの人名が多すぎて内容が入ってこない
これについては、ほんとごめんなさい。完全に私の問題です。
私、カタカナの人名をとにかく覚えられないの。
なにせ登場人物の名前が全部カタカナなもんだから、なおのこと内容が頭に入ってこない。
「…で、この人誰やっけ?」
っていうのが何回もあるのでなかなか前に進めないww
著者が外国の方なのでこれについても仕方のない部分ですが、私にはちょっときつかったです。笑
③マックスの話がまわりくどい
ごめんなさい。これも私の問題だとは思うのですが…
マックスって本質をついている話をたくさんしてくれるんですけど、話し方がまわりくどくて本質を見極めるのがめんどくさry。
私が、どちらかというと明確な提示が欲しいスタイルなので、その部分がちょっと合わなかったです。
とにかく外国のエピソードとカタカナの名前にやられて、読解能力がどんどん消耗していっているのがわかる。笑
外国の本を読むことに慣れようと決心した瞬間でした。
まとめ
老人マックスと「私」の会話を通して、自分なりの「試すこと」が見つかる本です。
仕事でもそうじゃなくても、
- なにか新しいことを始めようとしている人
- 今のやり方や環境に疑問を持っている人
- 目標を立てることに意味を見出せない人
- 目標を立ててもなかなか実行できない、続かない人
- 「試す」ことが怖いと思っている人
- 勇気を持ちたい人
なら一度読んでみる価値はあると思います。
あなたの仕事観をもう一度見つめなおしてみませんか?
足踏みしているあなたの背中を、マックスがそっと押してくれますよ。
AmazonプライムもしくはKindle Unlimitedの会員なら無料で読めるのも嬉しいポイント!(単行本を購入した場合、1400円します)
どちらも30日間の無料体験ができますので、お試しで登録するのもありですね❤
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