こまる、韓国で入院する
タイトルの通り、こまるさん、この度体調を崩し入院しておりました…
先週の日曜の夜、さあ寝るぞ~!とベッドに横になった直後、謎の震えに襲われ…
この熱帯夜の中、唇ガックガクさせながら旦那さんから布団を巻き上げ、とりあえずあったかくして寝ようと布団にくるまりました。
(うわ、やばい…熱だわ。しかも高熱。)
完全に몸살だと思っていたんです。
でも、朝方になっても汗一つかかず、熱はどんどん上がっていくばかり。
冷たいところを探してもがいていると、旦那さんが起きだし「こまるちゃん、病院行こう」となりましてㅠㅠ
近所の病院の응급실に駆け込みました。(ああ、情けない)
몸살:疲れ等から発症する病気。おもな症状は高熱。
응급실:応急室=救急外来、救急救命室
そこでの診断はやっぱり몸살。
解熱剤と栄養剤を点滴で打ってもらい、少し楽になったので帰宅。
しかし、帰宅してから10分もたたないうちにまた謎の震えに襲われる。
しかも寒さが尋常じゃない。
部屋に果物ジュースを持ってきてくださったシオモニ(お義母さん)が私の様子を見て
「큰일났다.(これは大変だ。)」
シオモニ、シアボジ(お義母さん、お義父さん)に連れられ、別の病院に外来で行きました。
40度近い熱にうなされ、震えまくっている私の様子を見てられないという感じで、シアボジが看護婦さんのところに行き、「容体がよくないから早く診てもらいたいんですけど」っていうのを3回くらい繰り返してくださり…笑
とにかく私は検査をすることに。
血液検査、尿検査、レントゲン。
検査の結果、腎臓に炎症が起きているとのこと。結果、腎盂腎炎との診断が。
先生に入院しましょうと言われ、すぐに入院することになりました…
韓国での入院は、実はこれで2回目。
前回は交換留学中に高熱と嘔吐でめちゃくちゃになりwww入院しました。笑
その時は留学生用の保険(くそ高いやつ)に入っていたので、リッチに個室。
学校のほうで、もはや強制的に入らされた保険だったけど、入院代・通院代すべて保険でカバーできました!
☟前回の入院ストーリーはこちら!笑☟
移民してからは、旦那さんの扶養として韓国の国民健康保険に加入しています。(実は入院途中で加入したww)
今回の入院は7人部屋。
最初は私含め4人だったのですが、人の入れ替わりが激しい病室はあれよあれよと7人に。
最初の3日間はとにかく辛かった。
熱下がんないし、抗生剤の投与のために点滴打たなきゃいけないのですが、針がめっちゃ太い。
看護婦さんにも、これは相当痛いやつだよと言われ、打たれながら半泣き。
何回「아파ㅠㅠ아파요ㅠㅠ(痛いㅠㅠ痛いですㅠㅠ)」と言ったかわかりません笑
とにかくひたすら「痛い!」の連呼(大人げない)
隣のベッドの高校生に「オンニ ケンチャナヨㅠㅠ??」と心配される始末←
1日に4回抗生剤を打ってもらうのですが、薬が入ってくるたびに血管破裂するんじゃないかと思いました。地獄でしたわ。
私を苦しめた針。もう二度と会いたくない。
4日目になって熱も下がり、針を少し細いものに変えてからは、入院生活もだんだんと楽しくなりました笑
なにせアジュンマが5人と日本人(私)、そして小学4年生の女の子2人が集まったカオスな病室は、まあ賑やか。
アジュンマ(아줌마):おばちゃん。아주머니をぞんざいにまたは親しみをこめて呼ぶ言葉。
※小学4年生の女の子は友達同士で、一つのベッドに2人で寝るという。それありなん?(爆笑)結果8人部屋となる。笑
みんなどこかが悪くて入院しているはずなのに、口は物凄い元気!笑
エンドレスおしゃべり笑
そして、どこからともなく始まるお裾分けの嵐。
- ヤクルト×3個
- ヨーグルト
- リンゴ
- ブドウ
- パン
- ケーキ
- コーヒー
- 果物ジュース
- カンパン
- 玉ねぎの漬物
お裾分けだけでおなか一杯。笑
おばちゃんって多分どこの国でもあったかくて面白いんだろうけど、韓国のアジュンマはもう、すべてがネタでしかなかった。笑
本当に世話好きであったかくて面白すぎる。
何かわからないことがあっても、アジュンマたちに聞けばすぐ解決します!全力で助けてくれるよ!
病院の常連さんの場合、病名や症状にもやたら詳しいの!!(先生の立場ww)
症状にあった食べ物や対処法がどこからともなく聞こえてきます。
韓国のアジュンマ・アジョシってちょっと怖いなと思っている人もいるかもしれないけど、私が日本人だと言うと、「日本人なの?!なんでこんなところにいるの、大変だったねアイゴ~アイゴ~。家族に会いたいでしょうにアイゴ~アイゴ~」って感じよ。
アジョシ(아저씨):おじさん。
アイゴ(아이고):韓国人の老若男女が使う万能的な言葉。日本語で言うと「あらま、まあ」といった感じかな。
私のことも話題に入れてくれようと、日本に旅行に行った話とかすごく気さくにしてくれて、色々絡んできてくれます❤
全然怖くないよ!!!!!(もちろん人によるけどね!)
外国人だから、日本人だからという理由で嫌な顔されたり嫌な思いしたりすることは、私は一切ありませんでした。
むしろ、外国に来てまで入院して大変ねと労ってくれますㅠㅠ❤
また、アジュンマたちは主婦歴も長く主婦としては大先輩なので、入院中たくさんの生活TIPを教えてくれました❣
あれ?私のお姑さんってどの人だっけ?って探した←
アジュンマたちと話しながら入手した情報をケータイにメモるこまる。
そうそう、ケータイといえば。
韓国では病院内でも普通に通話します。
それがマナー的にどうかは別の問題として、「病院だから通話禁止」というような概念は一切ないようです。
アジュンマたちの着信音は大体演歌なんだけど、毎日聞くから覚えてしまいました。笑
最初のうちはおとなしかった4年生の女の子たちも、私の名前が長いこと(ほとんどの韓国人の名前はハングルで3文字、私は5文字)に興味を示して寄ってきて、すっかり仲良くなりました💗❤
女の子「お姉ちゃんなんでそんなに名前が長いの~?」
私「お姉ちゃんはね、日本人だからだよ^^」
女の子「日本の人?へえそうなんだ~!ねえ、お姉ちゃんトマト頂戴~!ㅋㅋㅋ」
ットマト!!!唐突!!!!
ありがたいことに、うちの家族も毎日のようにお見舞いに来てくれ、持ってきてくれる差し入れはもちろん皆さんにお裾分け。笑
女の子が食べたがっていたトマトも、私がトマト好きでお義母さんが持って来てくれたやつ。
こんな感じでリラックスした環境にいれたせいか、予定より3日早く退院❤
先生が回診に来られて、「今日家に帰ってもいいよ~」ポンポンと背中をたたかれて、私の入院生活はそれはそれは唐突に終了。笑
痛い注射もまずい薬も一生懸命がんばった甲斐あって(子どもか)、検査の結果も何一つ異常なしとのこと。
最初は熱が高すぎて死ぬかと思ったけど、6日間なんだかんだ楽しい入院生活を送りました♪
韓国の病院食が知りたい!
さてここで、韓国の病院食を紹介しちゃいます♪
毎食写真撮りましたが、その中でも美味しかったものをピックアップ~!
この순대볶음(スンデ炒め)美味しかった♪
私は韓国のカレーが全部茶色になることを願ってる。
순대(スンデ):豚の腸詰め。独特の見た目や味で、韓国人でも食べれない人結構いますが、私は大好き!
プルコギ~!4年生の女の子たちから絶大な人気を誇っていた奴。
제육볶음(豚肉炒め)と콩나물밥(豆もやしご飯)♪
ごはんは薬味入りのしょうゆと混ぜていただきます!韓国のりも定番~!
キムチは毎食、絶対についてきます。
唐辛子をたくさん食べるので、おかずも全体的に赤いですよね~!
もちろん胃腸炎等の患者さんにはおかゆや味付けの薄いもの、刺激の少ないものが出されますよ!
まとめ・【使える!病院用語集】
こまるの入院生活、いかがでしたでしょうか笑
韓国の病院、入院生活、そしておばちゃんたちの生態について、少しでも知っていただけたら幸いです❤
6日間のアジュンマたちとの思い出が懐かしくて、私も書いてて楽しかったです!笑
最後に病院用語をいくつか挙げておきますので、参考にしてください♪
(콩팥という単語は今回私も初めて知りました。体調が悪いながらも辞書をひく笑。日々勉強ですね!)
それでは!また次回~!あんにょん❤
📝使える!病院用語集❤
- 痛い / 体調が悪い=아프다
- 吐く=토하다
- 熱=열
- 嘔吐=구토
- 救急外来(救急救命室)=응급실
- 腎臓=콩팥,신장
※신장という言葉はあまり使わず、콩팥を多く使います。 - 腎盂腎炎=신우신염
- 抗生剤=항생제
- 点滴=수액,링게르(Ringer)
- 尿検査=소변검사
- 血液検査=피검사
- レントゲン=엑스레이(X-ray)
- 採血=채혈
- 病衣=환자복
(病衣っていう日本語を初めて知った。笑)
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